マエケン 3・4OP戦開幕デビューも 中4日適応を優先

[ 2016年2月23日 05:30 ]

カーショー(右)らチームメートと練習する前田

 ドジャース・前田健太投手(27)が黒田式調整で早期実戦デビューする。21日(日本時間22日)は今キャンプ初のブルペン投球。今後は2度のブルペン投球とフリー打撃登板を挟んで実戦登板することが決まった。3月3日(同4日)のホワイトソックス戦でオープン戦開幕投手を任される可能性も出てきた。

 「早く中4日のローテーションで回る形にしたい」と話したのはリック・ハニーカット投手コーチ。黒田が加入した08年当時から在籍する61歳の名伯楽は、理想のモデルにその黒田を挙げた。「メジャーで最も成功した日本人は黒田だ。こちらのやり方を受け入れ、調整法に取り組んだ。前田も同じようにしたいと言ってくれている」。黒田もチームのオープン戦2戦目となる2月29日に初先発し、以降は短い登板間隔の実戦の中でメジャーに適応していった。

 ブルペンで39球を投じた前田。スライダーのワンバウンドが3球続くなど、ボールもマウンドも違うメジャーに適応途上で、「普通ですね。あまり良いとか悪いとか、考えていないので」と感触を確かめている段階だ。その感触をよりつかめるのが実戦。アンドルー・フリードマン編成本部長も「(オープン戦の)防御率は気にしない。それより早く中4日の感じをつかんでほしい」と話した。(グレンデール・奥田秀樹通信員)

 ▼ド軍・グランダル捕手(キャンプ初、アリゾナ入り後では3度目のブルペン投球となった前田について)以前の2回より良くなっている。カーブがストライクを取るのにいいと思う。

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