光成 開幕ローテへ汚名返上の4回完全!田辺監督も「合格点」

[ 2016年2月22日 06:12 ]

<練習試合 西・韓国ロッテ>2番手で登板し、4回をパーフェクトに抑えた高橋光

練習試合 西武9―0韓国・ロッテ

(2月21日 南郷)
 「王道」の投球で開幕ローテーション入りを引き寄せた。西武の2年目・高橋光が、初の対外試合で韓国・ロッテ打線を4回パーフェクトに封じ込めた。2回からマウンドに上がり、最初からアクセル全開。昨季31本塁打でチームトップの109打点をマークした4番のチェ・ジュンソクを内角低めのフォークで見逃し三振に抑えた。「テーマは躍動感。ダイナミックに投げることを意識した」。直球も最速が149キロをマークした。

 右の本格派として、直球で追い込んでフォークで仕留めるスタイルを理想に掲げる。「しっかり腕が振れた。直球でファウルが取れていたし、フォークで三振も取れた」。14日の紅白戦は4回7失点(自責2)。「2年目なので研究される。そんなことを考え過ぎて、試し試しで自信を持てないままやっていた。でも、今の自分のままでシンプルに思い切り投げようと考えた」と切り替えた。捕手の炭谷が「昨季の完封した試合(8月23日・ロッテ戦)より良かった」と絶賛する本来の姿を取り戻した。

 田辺監督が「思った以上に球速が出ていたし、変化球も良かった。合格点」と言えば、潮崎ヘッド兼投手コーチも「心配をしていたけどよかったね。王道の投球だった」と評価した。次回は27日のオリックスとの練習試合(清武)に登板予定で「きょうは凄くいいアピールができた。開幕ローテーションに入りたい」と高橋光。生き残りをかけたサバイバルはここからが本番だ。(重光 晋太郎)

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2016年2月22日のニュース