大谷「投打走」フル回転 101球投げ込み→オープン戦DH

[ 2016年2月22日 05:34 ]

<日本ハム>ブルペンでフォークを投げる大谷

オープン戦 日本ハム4―3ロッテ

(2月21日 名護)
 日本ハム・大谷が沖縄・名護のブルペンで今キャンプ最多101球を投げ込んだ後、ロッテ戦に「5番・DH」で出場。第2打席で4試合連続安打となる中前打を放ち、同点のホームを踏むなど「投打走」にフル回転だった。

 初回の第1打席では2死一、三塁からチェンの外角スライダーにバットを合わせ、左翼フェンス際へ大飛球を放った。逆方向の打球に手応えを感じつつも「風に戻された。こういう日はしっかり低い打球の方がいい」と反省も忘れなかった。

 足で魅せたのは先頭だった4回だ。鋭い中前打で出塁すると、続くレアードの左中間二塁打の間に三進。次打者・松本の内野ゴロで迷わず一気に本塁へ突っ込んだ。一塁手が本塁へ送球できず、打者走者もセーフとなり、ロッテのベンチ裏で「やっぱり大谷は足が速い」と声が上がったほどだ。

 「量を投げて一回(肩を)つくる作業」というブルペンではチェンジアップなどにも取り組み、試合後には地元の小学生相手の野球教室にも参加。「メジャーに行かないの?」という質問に「行きたい気持ちはある」と素直に口にした大谷。4年目の開幕へ向け、充実した状態が続いている。(君島 圭介)

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