マー君“坂路調教”急斜面ダッシュ「しっかりと前に」

[ 2016年2月22日 05:30 ]

キャンプ地のサブグラウンドの左翼につくられたトレーニング用の丘を駆け上がるヤンキース・田中(右)

 ヤンキース・田中が、「坂路調教」に取り組んだ。今キャンプからサブグラウンドの左翼に高さ約3メートル、全長約25メートルのトレーニング用の丘が完成。投内連係などを終えた投手陣は、急斜面の坂道を8本ダッシュで駆け上がった。大好きな競馬の坂路調教のような練習に、田中は「そこは競馬とはつなげて考えていないですけど」と笑いながらも「体全体を使わないとしっかりと前に進んでいかないし、いいんじゃないですかね」と効果を強調した。

 日本では坂道ダッシュなどがあるが、メジャーでは珍しい練習。マット・クラウス・トレーナーの発案で今キャンプから投手陣のメニューに組み込まれた。前日には昨年10月の右肘骨片除去手術後、初めてブルペン投球で変化球を解禁したが、一夜明けて肘の状態は良好。この日は軽めのキャッチボールを行い「全然問題なく投げられている」と話した。 (タンパ・東尾 洋樹)

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2016年2月22日のニュース