広島ドラ1・岡田 デビュー戦「楽しんで」2回無安打無失点

[ 2016年2月22日 05:30 ]

<巨・広>2回無失天でデビューしたドラフト1位・岡田

オープン戦 広島6―0巨人

(2月21日 沖縄セルラー)
 力でねじ伏せた。広島のドラフト1位・岡田(大商大)が巨人とのオープン戦(沖縄セルラー)で見事な対外試合デビューを果たした。2番手として4回から登板。2回を無安打無失点に封じる快投だった。

 4回は打者3人を外野への凡飛に退け、5回は先頭打者を味方失策で塁に背負っても冷静に投げ抜いた。亀井をカットボールで二ゴロ併殺、村田は外角直球で空振り三振。最後の1球は最速149キロを計測した。

 「最初の登板なので、楽しまないといけない。なので、楽しむことにしました」

 キャンプには“初任給”で購入したパソコンを持参。スコアラーからもらった映像に目を通す以外にも、日々の練習で得た収穫と課題を日記形式で記録してきた。「同じ失敗を繰り返さないように。頭を整理してマウンドで生かせるように」。時に周囲に持ち前の天然ぶりを見せることがあっても、理知的な自己研さんも欠かさない。

 ボークやアウトカウントを間違えるなど2回4失点という散々な初実戦で監督室に呼ばれた16日の紅白戦(日南)とは見違える投球内容。緒方監督にも「今までで一番良かった。力のある球を投げ込んでいた」と評価された。現時点では役割が未定ながら先発起用も見据えて次回登板では投球回を伸ばす見込み。期待の即戦力右腕がいよいよ本領を発揮し始めた。(桜井 克也)

続きを表示

2016年2月22日のニュース