周平　今春初アーチ！森野との三塁争いで猛アピール

＜中・楽＞４回裏２死、左越えにソロ本塁打を放ち、気合いのこもった表情で英智コーチ（右）とグータッチをかわす高橋

オープン戦 中日３―７楽天

（2月21日 北谷）
　飛躍を期待される中日５年目の高橋が２１日の楽天戦で待望の今春１号を放った。「７番三塁」で先発出場して４打数２安打。三塁の定位置奪取へ猛アピールした。

　「いい感じで打てたので、ホームランかなと。カウントも良かったし、たまたま、あのコースに来たので、あっちに飛んでくれました」

　２回１死で楽天・森から遊撃の頭上を越す中前打で弾みをつけ、６点劣勢の４回２死から同じ森から左翼芝生席へ打ち込んだ。カウント３ボール１ストライクからの１４０キロ外角直球を力強く逆方向へ運んだ。

　残り２打席は連続の空振り三振でも「自分のスイングをしての三振だった」と感触は悪くない。谷繁監督からも「いい形で左投手から２本、打ちましたね。欲を言えば、あとの２打席だけど、今やっていることが打席で出せた」と評価された。

　１１日の紅白戦から実戦５試合連続安打で通算１６打数７安打。昨季は５１試合出場で先発三塁は３１試合だった。「追いかける立場なので何事にも向かっていきたい。結果を出してアピールしたい」。森野との正三塁手争いへ表情を引き締めた。（細川　真里）