トニー・フィリップス氏死去 万能選手としてメジャーで18年活躍

[ 2016年2月20日 08:59 ]

1996年ホワイトソックス在籍時のトニー・フィリップス氏 (AP)

 長年メジャーリーグで活躍したトニー・フィリップス氏が、17日に心臓発作で亡くなった。56歳だった。FOXスポーツなど米国の複数メディアが19日に報じた。

 エクスポズ(現ナショナルズ)から1978年にドラフト1巡目(全体10位)での指名を受けたフィリップス氏は、アスレチックスへ移籍した82年にメジャーデビュー。以後、内外野すべてのポジションをこなせるユーティリティー選手として99年に引退するまで計5球団を渡り歩いた。

 タイガース時代の90年にはリードオフマンとしてリーグ最多の114得点を記録。さらに、エンゼルス時代の95年には27本塁打を放つ活躍を見せた。メジャー通算18年間では、2161試合に出場して打率2割6分6厘、160本塁打、819打点をマーク。また、シーズン100四球以上が5回と選球眼の良い選手だった。

 アスレチックス時代の同僚で、現在はダイヤモンドバックスのGMを務めるデーブ・スチュワート氏(59)は、突然の訃報に「トニーは弟のような存在だった」と肩を落とした。

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