中畑氏 亡き妻・仁美さんに感謝し涙「俺にとって最高の指導者」

[ 2016年2月19日 22:01 ]

中畑清氏

 プロ野球DeNA前監督の中畑清氏(62)が19日に放送されたTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後9・00)に出演。12年12月に亡くした妻・仁美さんへの思いを語り涙を流した。

 大学4年生時に妻・仁美さんと結婚。中畑氏が野球をやめようと思った時も、結果が出なかった時も仁美さんが支え続けた。中畑氏のユニホーム姿が誰よりも好きで、監督になることを誰よりも望んだのも仁美さんだった。

 中畑氏が11年12月にDeNAの監督に就任してわずか3カ月後の12年2月に仁美さんの子宮頸(けい)がんが見つかった。手術は成功したものの、翌3月に今度は悪性腫瘍も。懸命の治療もかなわず、12月に59歳で死去した。

 中畑氏は当時を振り返り「こんなに早く逝っちゃうなんて思わなかったからさ。受け入れろって言ったって受け入れられないよな」と涙。「約束を破って…俺の死に水を取るというね」と声を詰まらせた。

 最愛の妻を亡くしても心の支えになったのは野球。「野球がなかったら俺も終わってたな。野球に感謝だ」。仁美さんへ向けて「言葉とか普段の接し方とか、女房とか俺にとって最高の指導者だった気がしますね。俺のことを導いてくれる」と改めて感謝した。

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2016年2月19日のニュース