オリックス 新人の角屋らに“地獄の1000本ノック”

[ 2016年2月18日 20:12 ]

 オリックスの2軍キャンプで、仰天の1000本ノックが浴びせられた。

 新人の角屋(ジェイプロジェクト)と吉田凌(東海大相模)、2年目の鈴木優の3人が、吉田2軍投手コーチの打つ球を捕球。ただ、ゲーム形式で、ミスをすると捕球する数が増えていく方式のため、午後2時半ぐらいから始まったノックは、周囲が暗くなってきた5時を過ぎても終わらなかった。ラストと言われて吉田凌が捕球したのが、午後6時6分。ほとんど休みなく、3時間半もノックを受け続けた。受けた総数は不明。もはや1000本ではおさまらない数と見込まれる。

 吉田コーチは「ちゃんと捕れば、こんなに時間が掛からないんだけどね」と笑いながらも、「追い詰めていくと、本性が出る。苦しいときに前に出られるか。そういうものはマウンドで大事なこと」と、若手のメンタル強化を期待した。

 第1クール中に扁桃炎で離脱している角屋は「負けられないと思った。ぼくは出遅れているので」と歯を食いしばり、吉田凌も「人生で最長です。東海大相模でも、こんなに長い時間を受けたことないです。半年分ぐらい受けた感じ」と笑顔も引きつったほど。150分間の地獄が、いつか力となる日が来るだろう。

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2016年2月18日のニュース