エリートじゃなかった DeNAドラ1今永 モットーは「考える練習」

[ 2016年2月18日 06:56 ]

<DeNA・韓国KIA>3回を投げ1安打無失点の好投した今永

練習試合 DeNA3―3韓国KIA

(2月17日 宜野湾)
 開幕ローテーション入りに一歩前進した。DeNAのドラフト1位左腕・今永(駒大)が実戦初登板で3回を1安打無失点と好投した。

 「打者の体に近いところにきちっと投げられた。それが最大の収穫」

 韓国・KIAの右、左打者を問わずに、果敢に内角を攻めた。変化球も低めに制球され、初回1死一塁ではカーブで二ゴロ併殺打。ラミレス監督の“放置プレー”にも合格した。これまで対外試合でベンチから捕手に配球を指示してきた指揮官は、「どういう投球をするか見てみたかった」とサインを封印。その中での快投に「内外角をうまく使っていた。いい仕事」と高評価を与えた。

 この日の最速は146キロ。ただ、今永自身は「球速より打者にどう見えているかが大事。136キロでもいい。自分のフォーム以上にボールが伸びることを目指している」。テークバックが小さく体に隠れるため、打者にとっては球の出どころが見えづらいのが特長だ。

 小学校時代はソフトボール、中学では軟式野球部に所属。地元福岡の県立高・北筑へ進んだ当時は最速120キロ以下。それが3年春に132キロ、その2週間後には142キロと急成長した。エリートコースの野球人生ではなかっただけに、モットーは「考える練習」。今キャンプでもブルペンの球数は最多が87球で、連投は1度だけ。「やはり肩は消耗品」と、大学時代は登板前日に必ずブルペンに入っていたが、この日に向けてはキャッチボールで調整した。

 反省はファウルで粘られて3回で49球を要したこと。「これからはウイニングショットの習得。チェンジアップが候補だが、極論すれば2死満塁フルカウントで投げられるボールをつくりたい」。ラミレス監督には、初対面のドラフト指名あいさつで「デビューは巨人戦」と告げられた。今季公式戦で最初の巨人戦は開幕2カード目。自分の道は自分で切り開いていく。(東山 貴実) 

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