伊東監督「二重の喜びだね」 交際宣言の涌井に開幕投手通達

[ 2016年2月18日 06:27 ]

涌井(左)のペンダントと先月、事務所の新年会で押切がしていた物がぴったり一致!

 バスから降りて球場入りするロッテ・涌井の表情が緩んだ。モデルの押切もえとの熱愛報道を受けて報道陣の前に立つと、少し照れながら話した。

 「真剣に交際しています。温かく見守ってもらえればいいと思います。(結婚は)段階を踏んででしょうね。いますぐそういう話はないですが、これから順調にいけば」

 首元で、押切が1月の所属事務所新年会で下げていたものと同じイタリアの高級ジュエリーブランド「ダミアーニ」の十字架のペンダントが光った。堂々の交際宣言から1時間半後にブルペン入り。ほかの投手が引き揚げて1人になっても黙々と投げ続け、球数は今キャンプ最多の102球に達した。

 「ちょっと(今キャンプで)球数が少なかったんで。投げていて感じが良くなったので投げた」

 右打者の外角低めに構えられたミットを直球のみで鳴らし続けた。今キャンプではまだ変化球を投げていないが、「そこ(外角直球)の球が一番大事。そこに8割投げられるようになって、変化球はいつでも投げられる」と話した。

 昨季は開幕投手を務め、15勝で日本ハム・大谷と並び最多勝を獲得した。今季のオープニングゲームは3月25日の日本ハム戦(QVCマリン)。「今年はホームで開幕戦ができるので、そこで投げたい」と言い切った。実は…。既に大役に指名されている。伊東監督は「第1クールには伝えている」と明かした。交際宣言と2年連続開幕投手決定。指揮官は「二重の喜びだね」と笑った。

 もう一つのモチベーションは横浜高の先輩であるソフトバンク・松坂との投げ合いだ。甲子園春夏連覇を果たした「平成の怪物」は涌井にとって憧れの存在。メジャーから日本復帰した昨季も対戦を熱望していたが、松坂の故障で実現しなかった。「憧れていた背中なので、もちろん対戦したい」と話した。

 実戦での登板予定を聞かれると「ホワイトデーくらいじゃないですか。うそですよ」と笑顔。3月上旬のオープン戦で初登板する見通しだ。29歳が公私充実の移籍3年目に臨む。(渡辺 剛太)

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