大谷、睡眠もコントロール 時差ボケなし名護入り「計算した」

[ 2016年2月18日 06:40 ]

名護入りしランニングする大谷(中央)らナイン

 時差ボケ対策もしっかりとコントロール――。日本ハム・大谷翔平投手(21)が17日、1次キャンプを行っていた米アリゾナ州から全日空のチャーター機で沖縄の那覇空港に帰国した。

 18日からの名護での2次キャンプに備え、午後3時半からナインとともに自主トレを行った二刀流右腕は「飛行機で6時間ぐらいは寝た。時差ボケは、今のところない」と体調管理も万全だ。

 日本とは16時間の時差がある。アリゾナのホテルを出発したのは、15日午後11時45分(日本時間16日午後3時45分)。チャーター機に搭乗し、フェニックス・スカイハーバー国際空港を飛び立ったのは、日付が変わった16日午前1時45分(同午後5時45分)だった。アリゾナなら就寝している時間帯だが、大谷は渡米時の反省を生かした。

 「(日本から)アリゾナに入った時は2日間ぐらい時差ボケがあったので、帰りはある程度、時差ボケがないようにと計算した。最初は起きていて、途中から寝たが、その後はずっと起きていた」。14時間のフライト中で日本時間に合わせ、午後10時から午前4時までの6時間睡眠。午前7時45分に那覇空港に到着した。多くの選手がおいしそうに食べていたビジネスクラスの豪華な機内食や3年目右腕・白村が2杯も平らげた高カロリーのラーメンなどには手を出さず「朝は和食を食べた」と鶏の照り焼きを口にして体調を整えた。

 アリゾナでは連日、気温30度近くの暑さだったが、この日の名護は16度。大谷は「思ったより寒かった」と振り返るが、有原と組んだキャッチボールでは約50メートルの距離まで離れた。「ここからは実戦が増える。室内練習場も使えるので、(投打の練習を)自分のペースでやっていきたい」。世界が注目する二刀流の対応力の高さは、こんなところでも証明されていた。(横市 勇)

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