T―岡田1軍昇格 福良監督に「35本塁打、100打点」を約束

[ 2016年2月17日 05:30 ]

1軍に昇格し、打撃練習するオリックスのT―岡田

 オリックスのT―岡田が福良監督に対して「35本塁打、100打点」を約束した。数値目標の表明は野球人生で初めて。未体験の大台40発という大言ではなく実現性のある35発という数字へ刻み、「自分にプレッシャーをかける意味でも、現実味のある数字にした」と達成を誓った。自己最高の33本塁打、96打点(ともに10年)を上回ることが最大の狙いだ。

 昇格初日。グラウンドで真っ先に福良監督にあいさつし、自分の言葉で目標を伝えた。2軍でくすぶったキャンプ前半に田口2軍監督と面談し、あえて目標を口に出すことを決意。福良監督からは「迷わず、フラフラせず、自分を持ってやってくれ」と背中を押され、もう迷いはなかった。

 ランチ特打では抑え候補のコーディエと球種予告のない実戦さながらの“対戦”。初球直球をとらえ、ワンバウンドで中堅フェンスに当たる力強い打球を放った。厳しかった指揮官にも「1球目(に振れるの)は一番大事。集中力もあった」と認められた。「今は初心に帰って、野球を楽しむ、成長できることを楽しもうと思っています」。4番奪還を目指す和製大砲が、ようやく歩み始めた。

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2016年2月17日のニュース