DeNAドラ1&2腕 “雲の上の存在”侍Jコンビ斬り

[ 2016年2月16日 09:48 ]

シート打撃で好投したDeNAの新人コンビ今永(左)と熊原

 DeNAの新人コンビが圧巻の侍斬りだ。ドラフト1位左腕の今永(駒大)、2位右腕の熊原(仙台大)がともにシート打撃に初登板し、侍ジャパンの梶谷、筒香に完勝した。

 今永が「奇跡の1球です」と振り返ったのは、梶谷の内角低めへ投じたチェンジアップ。空振りした梶谷は「ブレーキがかかって、なかなか球が来ない。抜かれる感じでグッドですね」と感服した。左腕のチェンジアップは左打者には打者方向へ緩く変化し、甘く入ると長打を食らう可能性が高い。だが、計3三振を奪った今永には「打者の目先を変える意味でも使っていきたい。次の直球で半個分でも振り遅れてくれたら」という意図がある。

 熊原は、筒香をチェンジアップで遊ゴロに打ち取った。これには“日本の4番”も「球が強くてタイミングが取りづらい。チェンジアップも腕の振りが良かった」と脱帽。延べ8人の打者に対して内角も突き、最速も147キロを計測。「(筒香は)雲の上の存在。凄い気持ちも入った」とうれしそうに話した。即戦力としての評価を高めた2人は、17日の韓国KIA戦(宜野湾)でプロデビューする。

 ▼DeNA・ラミレス監督(今永、熊原について)2人とも先発として考えている。新人なのにベテランのような投球を披露してくれた。

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