創価大・田中 侍招集見送りに「切り替えて頑張る」右肩は問題なし

[ 2016年2月15日 19:54 ]

創価大の田中

 今秋ドラフト最大の目玉である創価大・田中正義投手(3年)は、3月5、6日(ナゴヤドーム、京セラドーム)に台湾と強化試合を行う侍ジャパンへの招集が見送られた。

 同大で囲み取材に応じた最速156キロ右腕は「選んでいただけるなら光栄なことですし、学ぶことも多かったと思うので残念ですけど、今回は切り替えて、大学日本一に向けて4月2日の(東京新大学春季リーグの)開幕に向けて頑張ろうと思っています」と話した。

 田中は招集を見据えて例年よりも1週間ほど前倒しで調整を進めていたが、疲労の蓄積から今月5日に右肩に張りを訴え、3月上旬の強化試合に間に合わせるのは難しいと判断。同大の岸雅司監督がNPB側に田中の現状を説明していた。田中は「自分の調整能力のなさ、そこの難しさを感じました」と振り返った。

 関東圏内の病院で診察を受けた結果、右肩に異常はなく、この日は同大グラウンドでキャッチボールやランニングなどで汗を流し「だいぶ良くなってきているので心配はないと思います」と語り、2月末ごろのブルペン投球再開を目指す。

 「大学日本一」を最大の目標に掲げる大学ラストイヤー。春季リーグ開幕に向けて「もともとそんなに投げ込むタイプではないので、しっかり実戦感覚をつかめれば大丈夫だと思う。いつも通り頑張って行けたらと思います」と表情を引き締め、「やるからには常に上を目指していきたいと思っているので、将来的には(侍ジャパンに)入りたい」と今後の代表入りに意欲を示した。

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2016年2月15日のニュース