西武・水口“9対1”のロケットスタート 俊足生かす重心

[ 2016年2月14日 10:25 ]

一塁走者になると重心を右足に9、左足に1の割合で構える水口

 「9対1」。西武・水口は、一塁走者になると重心を右足に9、左足に1の割合で構えてリードを取る。「プロ入り前から足には自信があったが、なかなか盗塁が決まらなかった。いろいろな選手を見て自分流にアレンジした」。極端な形は、50メートル5秒8の俊足を生かすためにたどり着いた。

 入団当時は速いけん制が来た際に、一塁に帰塁する意識が強かったため、重心は「5対5」だった。それでも独立リーグ時代には簡単に二盗できたが、プロの投手のクイック、捕手の肩のレベルが高く、通常のスタートでは成功できなかった。「リードを狭くして、その分、二塁へ走りだす意識を強くした」と考えを変えた。

 足の置き方にも改良を加えた。以前は塁間の直線上に両足を構えていたが、右足を引くことで、スタート時に左足が出やすくなった。練習ではスタートから3歩目までにこだわった。「5対5」では1秒を切れなかったが、今では0・8秒台。「9対1」だからこそロケットスタートが可能になり、昨年はイースタン・リーグ76試合で18盗塁を決めた。

 「リードの形はビデオで撮影したら結構ひどい構えだったけど、できるだけクラウチングスタートに近づけたい」。身長1メートル63は球界最小兵。昨年7月に育成から支配下選手登録された苦労人は、自らの武器を生かし1軍でも勝負する。 (川島 毅洋)

 ◆水口 大地(みずぐち・だいち)1989年(平元)6月28日、長崎県生まれの26歳。大村工から四国九州IL長崎、四国IL香川を経て、12年育成ドラフト1位で西武入団。3年目の15年7月23日に支配下登録され、背番号「123」から「00」に変更。同年はイースタンで76試合に出場し、打率・325、12打点、18盗塁を記録した。1メートル63、60キロ。右投げ左打ち。

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