清原容疑者 逮捕の決め手はティッシュ「鼻かんでも汗拭いても反応出る」

[ 2016年2月5日 09:54 ]

取り調べを終え警視庁に戻る清原容疑者

 元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)の逮捕現場になった自宅マンションのゴミの一部からは2日までに、覚せい剤の成分が検出されていたことが判明した。昨年夏にゴミから見つかったティッシュに付いた汗や、清原容疑者が滞在したホテルなどで見つかった遺留物からも、陽性反応が出ていたとの情報もある。

 捜査関係者によると、警視庁はこれら物証と清原容疑者がその日に所持しているとの確実な情報を得て、女性が部屋から出て、清原容疑者1人で所持しているという言い逃れのできない状況で家宅捜索に踏み切った。

 一昨年に歌手のASKA(57)が覚せい剤取締法違反(使用、所持)の疑いで逮捕された際には、愛人宅のゴミ箱から精液付きのティッシュを押収。これに覚せい剤の陽性反応が出たことが決め手になった。

 元警視庁刑事で薬物問題に携わっていた吉川祐二氏は「精液が一番反応が出やすいが、鼻をかんだり、汗を拭いたティッシュでも覚せい剤反応は出る」と説明する。

 清原容疑者はこの日午前、送検された。後部座席でうつむいていたため、表情はうかがえなかった。警視庁によると、覚せい剤について「誰かと一緒に使ったり、譲り渡したりするためのものではない」と供述している。

続きを表示

この記事のフォト

2016年2月5日のニュース