オリ吉田正 逆風切り裂き120メートル弾 福良監督「早めに1軍に」

[ 2016年2月3日 05:30 ]

田口2軍監督(右)、福良監督(中央)が見つめる中、豪快な打撃を見せるドラ1の吉田正

 オリックスのドラフト1位・吉田正(青学大)が、大器の片りんを見せた。初の屋外フリー打撃に臨み、27スイングで3本の柵越え。2軍を視察した福良監督が「タイミングの取り方がうまい。いい間を持っている。あれなら、早めに1軍に合流できるんじゃないかな」と絶賛した。

 自主トレ中に痛めた左ふくらはぎの筋膜炎も問題がなく、強い逆風の中で最後は右翼防護ネットに突き刺す120メートル弾も放った。それでも吉田正は「まだ距離感がずれている。打たされている感じ」と納得していない様子で、全体練習後には特打を志願。「今はバットを振れる時間があれば振りたい。1月は動いていないので」。課題を修正しながら20本近くの柵越えを重ねた。

 福良監督は「体重が軸足に残るのかなと思ったが、前でうまくさばいていた」と賛辞を続け、9日の紅白戦で1軍に昇格させる予定を前倒しする可能性も示唆した。未来の大砲候補への期待は上昇の一途。指揮官はアキレス腱をケガした影響で2軍スタートしたT―岡田の早期昇格も念頭に置いており、熱いバトルも見られそうだ。 (鶴崎 唯史)

続きを表示

2016年2月3日のニュース