熊崎コミ 野球賭博再発防止へ異例通達 99年スパイ行為疑惑以来

[ 2016年1月30日 09:25 ]

熊崎コミッショナー

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(74)は29日、野球賭博問題の再発防止のため、全12球団に選手や球団職員への指導を徹底するよう求める通達を出した。

 コミッショナー通達が出るのは98年に発覚したダイエー(現ソフトバンク)のスパイ行為疑惑を受け、99年1月に試合中の外部からの情報伝達が禁止されて以来となる。

 通達では各球団に対して、賭博行為は刑法上の処罰や野球協約に基づく制裁を受けることを周知し、野球に関する金銭の授受をしないよう指導を強化することを要求している。コミッショナー通達発令に関しては、昨年12月の実行委員会で承認されていた。

 日本野球機構(NPB)は2月1日から始まるキャンプ中に全球団で再発防止の研修会を行う。

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2016年1月30日のニュース