150キロ左腕、大阪桐蔭・高山 狙う!雄星超え152キロ

[ 2016年1月30日 05:30 ]

センバツ出場が決定し、歓喜のジャンプを見せる高山(中央)ら大阪桐蔭ナイン

第88回選抜高校野球大会出場32校決定

(1月29日)
 左腕の選抜大会最速記録更新に期待は膨らむ。藤浪(阪神)を擁した12年以来、4年ぶりの頂点のキーマンになるのが最速150キロを誇る大阪桐蔭・高山優希(2年)。西谷浩一監督からも「人生を変えるくらいの力を出し切ってもらいたい」と注文をつけられた。

 「背番号1をつけさせてもらっている以上、誰よりも信頼される投手になりたい。大阪桐蔭の1番は責任があります」

 理想に掲げるのが藤浪で12年春夏連覇時の投球が目に焼きついている。「大舞台での投球は躍動感があるし見習いたい。浦和学院戦はすごかった」。藤浪は選抜準々決勝・浦和学院戦で7回無死満塁から3者連続空振り三振を奪った。絶体絶命の状況で選抜最速タイの153キロを叩き出した。

 高山は昨秋の明治神宮大会準決勝・高松商戦の9回から登板。自己最速を一気に5キロ更新する150キロを計測した。選抜大会における左腕の最速記録は09年の花巻東・菊池(西武)が鵡川戦で記録した152キロ。高山は「選抜で150キロ近く出るんじゃないかという感覚はあります」と手応えを深めている。

 対戦を熱望したのは東邦の藤嶋だ。中学時代の日米親善試合で同僚だったこともあり「昔の戦友と戦いたい」と力を込めた。昨春は大敗した準決勝の敦賀気比戦に登板し4回1/3を無失点と好投した。「日本一になりたい」。春の主役は誰にも譲らない。 (吉仲 博幸)

 ▼阪神・藤浪(12年度卒OB)優勝してほしいですし、応援したい。

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2016年1月30日のニュース