西武・田辺監督 異例の訓示「いつまでも負け犬ではいけない」

[ 2016年1月30日 05:30 ]

所沢駅の1日駅長を務めた田辺監督

 8年ぶりのリーグ優勝を目指す西武・田辺監督が、キャンプ前に異例の訓示を述べた。

 埼玉県所沢市で開催された出陣式を前に全選手を集め、年頭あいさつと称し「今年はなりふり構わず勝ちにいく。最後に必ず優勝というゴールテープを切る。いつまでも負け犬ではいけない。臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の精神でいこう!」と強い口調で訴えた。
昨季は4位に終わり、実に34年ぶりの2年連続Bクラス。西武の黄金期を支えた指揮官は「あってはならないこと」と、あえて“負け犬”という厳しい言葉を投げ掛けた。

 出陣式前には3年ぶりに復活した「L―train(エルトレイン)」の運行を記念して、西武所沢駅で一日駅長を務めた。制服に身を包んで「ユニホームより似合ってるんじゃないの?俺も捨てたもんじゃないね」と上機嫌だった田辺監督は、ここでも駅員用マイクを使った構内放送で前代未聞の日本一宣言。「日本一という駅に向かって走ってまいります。電車道のような戦い方をしたい。できれば、各駅(停車)ではなく特急で」。まずはキャンプへ出発進行!だ。
 (東山 貴実)

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2016年1月30日のニュース