ハム中島がグラブ契約、守備の名手愛用「久保田スラッガー社」と

[ 2016年1月29日 14:34 ]

アリゾナ出発前に鎌ケ谷で汗を流し、笑顔の中島

 日本ハムの中島卓也内野手(24)が、今季から久保田スラッガー社とグラブのアドバイザリー契約を結ぶことが28日、分かった。グラブに最も力を注ぐメーカーとして知られ、球界でも阪神の鳥谷敬内野手(34)らが使用。昨季は正遊撃手で全試合出場した中島には、大きな後押しとなる。この日はチームとともにアリゾナキャンプへ向けて渡米。目標に掲げるゴールデングラブ賞へ、心強いパートナーが加わった。

 堅実な守備を生み出すグラブにはこだわりがある。だからこそ、うれしかった。今季プロ8年目を迎える中島が、久保田スラッガー社とアドバイザリー契約を結んだ。

 今回はグラブのみの契約。福岡工3年時から同社グラブを使用しており「契約は頭になかったので素直にうれしい」と感謝した。同社はグラブに注力するメーカーとして知られ、球界でも阪神・鳥谷、楽天・松井稼、ロッテ・清田ら特に守備の名手に愛用者が多い。昨季、正遊撃手として全試合に出場した中島も「スラッガーさんのグラブは革が硬く、へたらないから良い」と使い心地の良さを実感している。

 今後はオーダーに合わせた用具提供を受けるだけでなく、将来的には「中島モデル」のグラブも発売して広告塔になる可能性もある。「僕のモデルが小、中学生が使ってくれたらうれしい」。球宴初出場を果たした昨季は34盗塁で初の盗塁王、ベストナインを獲得。11月のプレミア12でも侍ジャパンに初選出にされた。ただ、守備の勲章「ゴールデングラブ賞」はソフトバンク・今宮に3年連続受賞を許した。

 この日はアリゾナ出発前に千葉・鎌ケ谷の2軍施設でキャッチボール、マシン打撃などで汗を流した。打ってもカット打法で存在感を見せる24歳の若武者は「今年はゴールデングラブ賞を獲りたい」と言い切る。チームの優勝、そしてタイトル奪取へ気合は十分だ。

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