大谷が“大谷超え”誓う 昨季3冠も「ベストとは思っていない」

[ 2016年1月29日 05:30 ]

機内に向かう大谷

 日本ハムの1軍キャンプメンバーが28日、成田空港発のチャーター機で春季キャンプ地の米アリゾナ州に向けて出発した。大谷は15勝などで投手3冠に輝いた昨季を踏まえ、「あれがベストとは思っていない。毎年超えていければいい」と自分超えを宣言した。

 海外は3度目で、米国は初。「初めから完璧ということはない。トラブルがあるのが前提。それを含めてしっかりこなしたい」と意気込んだ。言葉の壁はもちろん、昼夜の大きな寒暖差や乾燥といった環境の変化への対応が求められる。ヤクルトでの現役時代にアリゾナ州ユマで慣れない海外キャンプを経験した栗山監督は「不自由さが知恵を生む。この若いチームにはそれが必要」と苦労を奨励。乗り越えてこそ、成長につながる。

 チームは現地空港に到着後、ピオリアに移動。施設見学の後、31日(日本時間1日)まで自主トレを行い、1日(同2日)にキャンプインする。現地では韓国プロ球団との練習試合が3試合組まれている。メジャー志向の強い右腕の米国デビューは早ければ8日(同9日)の韓国・ロッテ戦だ。(君島 圭介)

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2016年1月29日のニュース