炭水化物制限でスリムだバレ「全試合スタメンで出る」

[ 2016年1月29日 05:30 ]

オリジナルの帽子をかぶって来日したヤクルト・バレンティン

 成田空港で待ち受けた報道陣に「オヒサシブリネ」と笑顔を見せたヤクルト・バレンティンの顔は引き締まっていた。来日時には決まって太めの体で現れるが、今年は違う。「体重を増やさないように努力をした。昨季終了時よりやせていると思う」と自信を見せた。

 「ライト・ココ」に変身したのは、何よりも「全試合スタメンで出ること」を目標に掲げた今季懸ける意気込みの表れだ。昨季は度重なる故障でわずか15試合の出場。体重増が原因と考え、オフは夕食にポテトやライスを極力控える炭水化物制限を敢行した。体重は測っていないというが、昨季終盤の110キロより軽い体をつくり上げた。また全試合出場とともに掲げるのが、現在154本と残り46本に迫る通算200本塁打。「達成したい」と意欲十分だ。

 頭には「CB4」と書かれた赤いキャップ。愛称のココと姓の頭文字、背番号を組み合わせたオリジナルのものだ。故郷のオランダ領キュラソー島で販売しているそうで「環境に恵まれずに野球ができない子や、病院にいる子に寄付している」と「ココキャップ基金」を設立したことも明かした。契約最終年へ「今まで以上のパフォーマンスをして、優勝の輪の中にいる活躍をしたい」と話す主砲が、連覇へのカギを握っている。(町田 利衣)

続きを表示

2016年1月29日のニュース