伊万里農林高監督を6カ月謹慎処分 竹刀などで部員に体罰

[ 2016年1月26日 19:08 ]

 日本学生野球協会は26日、野球部員の頭をたたく体罰を行ったとして、佐賀県立伊万里農林高校の男性監督(34)を6カ月の謹慎処分にした。県教育委員会も監督を21日付で文書訓告とした。

 高校によると、監督は昨年6月~10月、野球部員9人の頭を平手や竹刀でたたくなどした。男性監督は高校の調査に「指導をしたのに従わなかったため手を上げた」と話しているという。

 男性監督は2012年4月から同校で野球部監督を務めた。15年10月、野球部内で体罰が行われているとの匿名の手紙が届き、学校が調査していた。

 伊万里農林高は09年夏の甲子園に出場。酒見良司校長は「体罰は生徒との信頼関係を損なうもので、あってはならない行為。再発防止に向け、最善を尽くす」とのコメントを出した。

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2016年1月26日のニュース