ロッテ ドラ2関谷、新人過去最高の背筋力計測 コーチも高評価

[ 2016年1月24日 18:17 ]

上半身に計測器具を付けポーズを取るロッテ・関谷

 ロッテの新人選手が24日、都内で体力測定を行った。背筋力の測定では、ドラフト2位・関谷(JR東日本)が11年に測定を始めて以来球団新人トップとなる525ニュートン・メートル(Nm)を叩きだした。

 昨季、田中英が記録した過去最高の475Nmを上回った最速148キロ右腕は「フォームから背筋を意識している。ケガをしない体をつくる上でも背筋は大事だと思いながら鍛えてきた」と胸を張った。施設関係者は「これまで計測してきたトップアスリートの平均より15%ぐらい上の数字と考えていい」。他競技の五輪代表クラスの平均を超える驚異的な数値だ。楠トレーニングコーチは「背筋力はその投手の身体能力を見る上でとても大事。背筋から力のある球、速い球を投げる事ができる」と評価した。

 また、握力は同5位・原(専大松戸)が右手64キロ、左手65キロで9選手中トップ。「握力強化の器具を小学1年のときからずっと握っていたからですね。5歳上の兄が持っていたのを、遊び代わりに使っていたからだと思います」と話した。

 同1位・平沢(仙台育英)は右手握力こそ64キロで1位タイだったものの、背筋は304Nm。高校時代は器具を使ったウエートトレーニングをしなかったという18歳は「野手と投手なので一緒にトレーニングすることはなかったけど、関谷さんは体の厚みを感じた。分厚い。プロとして自分はまだまだです。キャンプでもっともっと鍛えないといけないと痛感しました。一から出直しです」と話していた。

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2016年1月24日のニュース