巨人・坂本、岡本に“しらんぷり”指導「うまくなる近道」

[ 2016年1月24日 05:40 ]

アップする坂本(左)を見つめる岡本

 春季キャンプでは「突き放し」ます――。21日にグアムから帰国した巨人・坂本が、今年初めて川崎市のジャイアンツ球場を訪れ自主トレを行った。

 グアムで寝食を共にし、マンツーマン指導も施してきた岡本を「キャンプに入ったら自分で考えてやるのがうまくなる近道」と、今後はあえて突き放すと語った。

 坂本なりの「愛のムチ」だ。自身は1年目のオフに阿部に誘われてグアム自主トレに参加し、2年目以降のブレークにつなげた。岡本も当時の自分と同じく高卒で2年目を迎えたばかり。グアムではキャッチボールの相手に指名して捕球、送球を伝授。打撃練習の数をこなす必要性を説くなど、厳しい言葉を掛けてきた。さらなる成長を期待し、キャンプでは自身で考えることも求める。

 岡本は「食らいつき」を見せる。この日は坂本とともに走り込み、ノック、打撃練習と同じメニューで汗を流した。共同生活をしたことで、オンとオフの切り替えの大切さを学べたという。「聞きに行かないと教えてはもらえない。分からないこと、疑問に思うことは質問したい」と貪欲だ。(神田 佑)

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