西武・岸&ロッテ涌井 ガチ対決熱望 意外?投げ合いなし

[ 2016年1月24日 05:30 ]

初の投げ合いを熱望する西武・岸(右)とロッテ・涌井(左)にエールを送るスポニチ本紙評論家の石井氏

よしもと大運動会

(1月23日)
 かつての同僚で、球界を代表する2人のエースが激しい火花を散らした。西武・岸孝之投手(31)とロッテ・涌井秀章投手(29)が23日、神奈川県川崎市で行われた「ふるさとアスリートpresents よしもと×川崎市 総合型スポーツクラブ大運動会」に参加。涌井がロッテに移籍してから2年間、岸との投げ合いは意外にも一度もない。3年ぶりに合同自主トレも行った両右腕が「ガチンコ対決」を熱望した。

 吉本興業所属のアスリートやお笑い芸人が大集合した運動会。岸は「パンダチーム」、涌井は「ゴリラチーム」の一員として、「前哨戦」を繰り広げた。元同僚であっても、今ではともにチームを背負うエースであり、ライバルだ。このオフは3年ぶりにハワイで合同自主トレを行い、14日の帰国後も同じ場所で調整を進めてきた。認め合う存在だからこそ「ガチンコ勝負」を望んでいる。

 岸 ワクは西武を出て2年(昨季)で最多勝のタイトルを獲った。外から見ていて凄いなと思う。

 涌井 岸さんは西武の投手陣のトップに立ってやっている。チーム全体のことを考えてやっていると感じる。自主トレでも刺激を受けた。

 涌井は13年オフに国内FA権を行使してロッテに移籍。それから2年がたったが、意外にも2人の対決は実現してない。

 涌井 まだ1回も投げ合ったことがない。14年にはチームが岸さんにノーヒットノーランをやられたし。負けたくない。

 岸 やっぱり投げ合ってみたい。昨季は自分がケガをしてしまって対戦の機会を逃した。今季こそという気持ちはある。

 岸は昨年の開幕直前に左脇腹を痛めて開幕投手を回避。故障さえなければ、開幕投手だった涌井と4月11日の西武プリンスドームで投げ合うはずだった。「もう2軍で試合を見ているつまらない日々を送りたくない」と、今季に懸ける思いは強い。一方の涌井は15勝を挙げて6年ぶりに最多勝を獲得。「最終的に最多勝になれればいい」と、2年連続のタイトルも視野に入れる。

 ともに開幕投手を務めれば、最短で4月8日にQVCマリンで投げ合いが実現しそうだ。岸が入団した07年以降の勝ち星で見れば、涌井の95勝に対し、岸は94勝とほぼ互角。キャンプインを目前に控え「ケガをしないこと」と口をそろえた。ベストの状態で開幕を迎えれば、今季は何度も2人の名勝負が見られそうだ。 (重光 晋太郎)

 ≪通算勝率では岸に軍配≫2人の成績を比較すると最多勝3度を誇る涌井(ロ)が108勝で岸の94勝より14勝多いが、岸入団の07年以降で比べると涌井は95勝で、1勝差の接戦だ。岸は14年に勝率1位のタイトルを獲得するなど、通算勝率では涌井の.535を上回る.618。通算防御率も3.44の涌井に対し3.11と岸に軍配が上がり、防御率10傑入りも5度で涌井より1度多い。

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