栗山監督あるぞ中田4番外し「4番の責任を果たすためなら」

[ 2016年1月23日 05:30 ]

 日本ハムの栗山監督が京セラドームで行われた日本ハムグループの商品展示会に出席。「チームをつなぐチカラ」と題し約350人を集めた講演で、不動の4番・中田を今季は4番から外す可能性もあることを示唆した。

 「大事なところで仕事できるか。そこで4番としてどうするかを(4年間)言ってきた。信じて我慢する時期はもう過ぎた。4番の責任を果たすためなら(あえて)4番を外す」。中田の能力を信じるからこそ、そう言った。過去4年、栗山政権下で先発出場した全試合で4番。「日本の野球で4番を打てるのは中田しかいない。1人でチームを勝たせられる唯一の打者」。その信頼を結果に変える時期なのだ。

 中田はまだ、自身の能力に気付いていないという。「神懸かり」と中田自身が表現した昨年11月のプレミア12での大活躍も、栗山監督にすれば当然の結果。「普通にやれば3割8分を打つし、3冠王も獲れる。(今までと)違う気付きを起こさせたい」。全ては4番として全能力を発揮させるためだ。「(あの活躍が)10月なら日本シリーズに勝っていた」。中田が真の4番になる時、日本一が限りなく近づく。(秋村 誠人)

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2016年1月23日のニュース