恩師・荒川氏 榎本喜八氏は一番弟子 王&長嶋と教え子三羽がらす

[ 2016年1月19日 05:30 ]

榎本喜八氏

野球殿堂・競技者表彰

(1月18日)
 榎本氏と同じ早実OBで、恩師の荒川博氏(85)も愛弟子の殿堂入りを喜んだ。「王、長嶋と榎本は私の教え子の三羽がらす。中でも一番弟子だからね。王、長嶋の殿堂入りとは違う。苦労したから」。そう話して榎本氏を指導した60年近く前を懐かしんだ。

 55年に毎日(現ロッテ)にテスト入団させたのも荒川氏。「テストで凄い打ってね。別当監督もビックリしていた。契約金なしだったけど、1年目から3番を打って新人王。3万5000円だった給料がシーズン中の6月か7月に7万円に上がったんだよ」。その打撃は、荒川氏の合気道を取り入れた指導で開花。王貞治氏を育てた指導でも知られる合気道の「気」の成果だった。

 「何よりボールの引きつけ方が違った。ヘッドスピードが速いから、ボールがホームベースへ入ってきてストライクだったら、ゆっくり打つ。今の選手みたいにヤマを張る必要がなかった」。荒川氏の自宅へ練習に通う榎本氏を見ていた王氏も大いに影響を受けたという。

 破天荒な選手としても知られたが、それも「性格がいちずだった」からだ。愛弟子「三羽がらす」最後の殿堂入り。感慨もひとしおだった。

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