巨人ドラ1桜井「逆算」初ブルペン 2・11紅白戦登板告げられ

[ 2016年1月18日 05:30 ]

ブルペンで捕手を座らせ投球練習を行う桜井

 巨人のドラフト1位・桜井(立命大)が川崎市のジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレで初ブルペン入りし、捕手を立たせ15球、座らせて20球を投げ込んだ。

 ワインドアップとセットポジションを交え、直球のみ計35球。豊田投手コーチが見守る中、5割程度の力で丁寧にフォームを確認した右腕は「低めに投げることができた。マイペースにできている」と充実感をにじませた。

 「桜井式逆算ブルペン」だ。前日、尾花投手コーチから2月11日の紅白戦登板の可能性を伝えられた桜井は「逆算して、調整しないといけない」と、2月1日に予定していた初ブルペンを前倒し。21日からは試験のため1週間帰郷する間も大学で投げ込みし、変化球も解禁する。キャンプ初日には全力で投げられるよう仕上げ、第2クールにはフリー打撃登板する考えだ。

 兵庫の進学校・北須磨出身の秀才右腕は「考えて早めに準備して、計画的にやる方です」と話した。中高時代の夏休みも宿題をためることはなかったという。視察した豊田コーチも「新人は飛ばしがちだが、かなり抑えて投げていた。計画通りにやる慎重な子だと思う」としたたかな計算に驚いていた。(神田 佑)

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2016年1月18日のニュース