オリドラ1吉田正に“567発男門田になれ” 豪快スイングを監督絶賛

[ 2016年1月11日 05:30 ]

小柄ながら大きなスイングを披露する吉田正

 豪快なスイングに指揮官の目が留まった。10日にほっと神戸で始まったオリックスの新人合同自主トレ。ドラフト1位の吉田正(青学大)が福良監督から熱い視線を浴びた。ティー打撃で見せたフルスイングを「あれだけ振れたら、凄い」と絶賛。

 「タイプは違うけど門田さんと同じぐらいの身長でしょ」と指揮官は笑みを浮かべ続けた。

 イメージしたのは44歳までプレーし「不惑の大砲」と呼ばれた門田博光氏。1メートル70、81キロだった門田氏に対して、吉田正は1メートル73、80キロ。体格が似ており、ともに左打者でフルスイングが持ち味だ。「失敗してもいいから、あれぐらい振ってほしいね。小さくなってほしくない」。歴代3位の通算567本塁打を放った大砲のように育ってほしいと願った。キャンプ第2クール(2月6~9日)中に実戦デビューする見通しで、福良監督は外野手の定位置争いに入ると明言した。

 昨年、侍ジャパン大学日本代表で4番を務めた吉田正は「焦らず状態を上げていきたい」と涼しげな表情で話した。この日は神戸市内でのトークショーにも参加。目標の本塁打数を聞かれ「20本打てれば」と公言し、ファンから喝采を浴びた。

 ◆吉田 正尚(よしだ・まさたか)1993年(平5)7月15日、福井県生まれの22歳。小1から麻生津ヤンキースで野球を始める。?江ボーイズを経て、敦賀気比では1年春から左翼のレギュラーに定着し、同夏から4番。1年夏、2年春に甲子園出場。青学大では1年春のリーグ開幕戦から出場し、ベストナイン4度受賞。1メートル73、80キロ。右投げ左打ち。

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2016年1月11日のニュース