マエケン 異例FA権なし契約 トレード以外は8年ド軍一筋

[ 2016年1月8日 05:30 ]

ドジャースとの契約に「オプトアウト」の条項が入っていないことが分かった前田健

 広島からポスティングシステムを利用し、ドジャース入りが決まった前田健太投手(27)の8年契約の中に「オプトアウト(契約放棄権)」の条項が入っていないことが6日(日本時間7日)、分かった。大物選手が長期契約を結ぶ際には一般的な条項となっているが、これで8年間ド軍一筋でプレーすることが決定。相思相愛を示すもので、前田健は7日(同8日)の入団会見で伝統のドジャーブルーのユニホームに袖を通す。

 8年契約でドジャースと合意した前田健。投手ではメジャー史上最長タイの契約となるが、異例なのは長さだけではなかった。関係者によると、契約途中に契約を結び直したり、FAになれる「オプトアウト」の条項が含まれていないという。これは、球団がトレードなどで放出しない限り、35歳となる2023年シーズンまでド軍でプレーすることを意味する。

 大物選手が長期契約を結ぶ際には「オプトアウト」を盛り込むのが一般的。ヤンキースと7年契約を結んだ田中は、4年目終了後にFAとなる条項を入れ、レンジャーズと6年契約を結んだダルビッシュも「サイ・ヤング賞を獲得し、他の年に同賞投票で3位か4位」などの条件を満たせば、5年目終了後にオプトアウトできる。選手にとっては同条項を入れることは、活躍次第で、より大型契約を結ぶチャンスを手にできるからだ。

 しかし、前田健は8年間、ド軍一筋で勝負する。契約内容は総額2500万ドル(約29億5000万円)。右肘の不安から、平均年俸は312万5000ドル(約3億6900万円)に抑えられ、広島時代の昨季年俸3億円から大幅増はならなかった。それでも、異例の出来高は期待の表れ。ニューヨーク・ポスト紙は、先発試合数などに応じて「毎年1000万ドル(約11億8000万円)の出来高が設定された」と報じた。全てクリアすれば、年俸は最大1312万5000ドル(約15億4900万円)にはね上がる。

 7日には「ドジャース前田健」として入団会見に臨む。背番号は、広島で同僚だった黒田がド軍時代につけた「18」が濃厚。赤ヘルのエースに君臨した右腕が、今度はドジャーブルーのユニホームに全てをささげる。

 ▽オプトアウト(Opt Out) 「Opt」は決める、選ぶの意味で、自ら選んで契約を途中で放棄すること。活躍次第で大幅な昇給が見込めるため、オプトアウトして契約途中で新しい契約を結び直したり、FAになることが可能となる。

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