グリフィー氏、過去最高得票率での殿堂入りに「衝撃受けた」

[ 2016年1月7日 13:38 ]

ケン・グリフィー氏 (AP)

 2016年の殿堂入り選手が6日に発表され、ケン・グリフィー(46)、マイク・ピアザ(47)の両氏が選出された。

 グリフィー氏はマリナーズから1987年にドラフト1巡目(全体1位)で指名を受け、89年にメジャーデビュー。その後、レッズ、ホワイトソックスと渡り歩き、2009年にはマリナーズへ復帰。10年を最後に現役を引退し、メジャー歴代6位となる通算660本塁打をマークした。

 本塁打王4回に加え、中堅手としてゴールドグラブ賞を10回獲得するなど守備の名手。99・3パーセントと過去最高の得票率での選出は、こうした輝かしい実績が反映されたもの。「殿堂入りの仲間入りができたことをうれしく思うと同時に衝撃を受けている。一度だけ殿堂を訪れたことがあって、この場に名を刻みたいと思っていた」と喜びをかみしめた。

 ピアザ氏は1988年にドジャースからドラフト62巡目(全体1390位)での下位指名。グリフィー氏とは正反対のスタートだったが、92年にメジャーデビューを果たすと、強打の捕手として、その後、マーリンズ、メッツ、パドレス、アスレチックスと渡り歩き通算427本塁打を記録。また、捕手として出場した試合での396本塁打はメジャー史上最多となっている。

 ドジャース時代には野茂英雄氏の女房役として日本のファンにもお馴染みだったピアザ氏は殿堂入りの知らせに「信じられないくらい特別なこと。開いた口がふさがらなかったよ」とグリフィー氏同様に衝撃を受けたようだ。また、元ドジャース監督のトミー・ラソーダ氏(88)も自身のツイッターで「おめでとう。君はすばらしい野球選手で人柄も素晴しい」と教え子へ賛辞を送った。

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