プロになっても息抜きは必要 阪神ドラ5青柳 マンガ300冊持参

[ 2016年1月7日 10:31 ]

300冊のマンガを持ち込んだ青柳

 戦士にも休息は必要だ。過酷な競争が待つプロの世界の入り口に、阪神ドラフト5位・青柳晃洋投手(22=帝京大)が持ち込んだのは約300冊ものコミックだった。

 「部屋はリラックスできる場所なんで、マンガをたくさん持ってきました。スポーツ系もありますし、少女マンガも読みます」

 段ボール3箱にぎっしり詰まった「青柳コレクション」。中でもイチ押しは中学生時代から愛読してきた野球マンガ、あだち充の「H2」だ。気分転換だけでなく「試合前とか練習で行き詰まった時とかに読んでいた」と心の支えにもなってきた名作で、単行本全34巻の長編ながら「10回か15回ぐらいは読みました」と笑った。

 もちろん、わずかなリラックスタイム以外は、野球漬けの生活を送る覚悟はできている。川崎工科高時代に3年間使った思い出のグラブと、大学時代の恩人にもらったグラブも持参。超変則フォームを武器に1年目から勝負をかける意気込みだ。1日でも早く1軍の試合で活躍し、寮に戻ってゆっくりマンガを堪能する日を迎えたい。(山添 晴治)

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2016年1月7日のニュース