マー君の通訳、堀江氏 米メディア対応での“持論”語る

[ 2016年1月6日 19:52 ]

江戸川大学のグローバルセミナーで講演するヤンキースの堀江慎吾通訳(中央)と、同大の広岡勲教授(右)

 ヤンキース・田中の通訳を務める堀江慎吾氏が6日、千葉県流山市の江戸川大学で、同大語学教育研究所主催のグローバルセミナーに出席。学生らを前に「海外で仕事をするということ」というテーマでトークセッションを行った。

 NHKニューヨークで大リーグ中継ディレクターを昨季まで務め、今年から西武球団の営業部メディアグループ担当に就任した小俣慎司氏や、江戸川大学の広岡勲教授、海老沢邦江教授も参加。それぞれの海外経験を元に、日本人が海外で仕事をしていく上で必要なスキルや心構えを説いた。

 堀江氏は、米メディアとの質疑応答をこなす上で、細かいニュアンスの違いや、それを伝える難しさについて言及。「海外の、特にニューヨークのメディアは、時に辛らつな質問や表現をするケースもある。それでも少しでも多くの方に、選手が考えていることを正しく伝えることが大切」と持論を語った。

 幼少時から日本と米国を行き来する生活が続いた堀江氏は、就職を考える際に「あれこれ考えるより先に、米国で働きたいと思った」と単身米国に渡ったエピソードを披露。その後、テレビ局の仕事などを経て、田中が入団した14年から通訳としてメジャー生活を支えている。

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2016年1月6日のニュース