流経大155キロ腕・生田目 田中にライバル心「気持ちは負けない」

[ 2016年1月6日 12:51 ]

ランニングで汗を流す生田目

 東京新大学リーグの流経大が6日、茨城県牛久市のグラウンドで始動した。今秋ドラフト候補で最速155キロ右腕の生田目(なばため)翼投手(3年)はロードワークなどで汗を流し「自分も一番上の学年になったので、引っ張っていけるようにしたい」と最上級生としての自覚を口にした。

 昨春リーグ戦で155キロをマークし、一躍、脚光を浴びた。全国デビュー戦となった昨年6月の全日本大学野球選手権、城西国際大戦では最速151キロを計測し、9回4失点、10奪三振の力投を披露。ところが、卒業後は「公務員志望」と明かし、注目を集めた。しかし、現在は「卒業後も上でやりたい」と野球を続けることを見据えて、トレーニングを積んでいる。

 昨年10月に右肘内側のじん帯を痛め、昨年はノースローで治療やリハビリに努め、投げられない分は走り込みやウエートトレーニングで下半身強化に励んだ。患部は順調に回復しており、まもなく投球を再開する予定だ。

 この日は西武、広島、ロッテと3球団のスカウトが訪れた。同リーグには同じく今秋ドラフト候補で最速156キロ右腕の創価大・田中正義投手(3年)がおり、2人の投げ合いが注目される。「(田中は)自分よりはるかに上の存在で力をもっているけど、気持ちだけは負けないようにしたい。春は投げ合いたいと思ってます。目標は全日本大学選手権で優勝したい」。ライバル右腕に投げ勝ち、チームを全国制覇まで導く覚悟だ。

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2016年1月6日のニュース