栗山監督、佑へ「信頼揺らいでいない」あらためて開幕候補に期待

[ 2016年1月6日 07:35 ]

約800人の社員を前に新年のあいさつを行う栗山監督

 日本ハム・栗山英樹監督(54)が5日、開幕投手の大穴候補に挙げる斎藤について「信頼はこの4年間、揺らいでいない」とあらためて強い期待を口にした。

 昨年は若手とベテランの融合に成功し、リーグ優勝した12年を上回る79勝を挙げたが、優勝したソフトバンクに12ゲーム差をつけられ2位。チームが前に進む爆発的な「推進力」が足りなかった。絶対的エースのダルビッシュ(現レンジャーズ)が去った12年。当時2年目だった斎藤を開幕投手に抜てきし、就任1年目で優勝に導いた。「僕が監督になった時(12年)になんであいつが開幕投手だったか。あいつが一番、分かっている」。開幕投手の大本命は昨季投手3冠の大谷。だが斎藤が勝つことによって生まれた大きな流れを感じているだけに、最後まで可能性を探る。

 斎藤もその気持ちを分かっている。この日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを公開し、ブルペンで捕手を座らせて15球。新年初投げを敢行すると「監督の期待は感じている。必死にならないといけない年」と悲壮な決意を見せた。06年以来の日本一へ。勝つためにあらゆる手を尽くす。(柳原 直之)

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2016年1月6日のニュース