坂本 猛虎のキャプテン張れる器 開幕スタメンマスク狙う

[ 2016年1月4日 09:50 ]

送球フォームで今季への意気込みをみせる坂本

 阪神のドラフト2位・坂本誠志郎捕手(22)の最大の持ち味は誰もが認めるキャプテンシーだ。履正社、明大、そして大学日本代表の各世代で主将を務めてきた人間性は明大・善浪達也監督からも「自分の監督経験の中であれほどの子を見たことがない」と絶賛された。

 もちろん、捕手としての評価も折り紙付きだ。鋭い観察眼と高い洞察力を備え、趣味を「人間観察」と答えるあたりに捕手適性がうかがえる。

 猛虎で付ける背番号12には縁がある。「誰よりも喜んでいたのが善浪監督だった」。実は12番は明大野球部では出世番号とされているからだ。ほかでもない捕手出身の善浪監督が選手として在学時、4年生で主将となるまで付けた。その12番を坂本は主戦捕手となった1年秋に託された。

 監督の思いに応えるように2年時には早くも日本代表にも選出されるなど着実に成長。最上級生となって主将番号の10番へ替わるまで2年間付けた12番には「すごくいいイメージのある番号」と愛着も深い。

 課題とされる打撃ではバットを大学時代の85センチから1センチ長くし、重量も増やす改良を施すなどプロでの対応へ早くも準備を進める。新人ながら「開幕スタメンマスク」を目標に掲げ、即戦力の期待も堂々と背負った。し烈な競争は覚悟の上だ。正捕手不在という積年の課題解消へ、期待の新星が猛虎に加わった。(久林 幸平)

 ◆坂本 誠志郎(さかもと・せいしろう)1993年(平5)11月10日生まれ、兵庫県出身の22歳。小1から野球を始める。履正社では1年秋から正捕手を務め、2年夏と3年春に甲子園出場。明大では1年春からリーグ戦に出場し、2年春と秋にベストナイン。高校、大学と大学日本代表で主将を経験している。1メートル76、78キロ。右投げ右打ち。

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