阪神 来オフ新助っ人候補に韓国「40―40男」テイムズ外野手

[ 2015年12月29日 06:26 ]

 阪神が来オフの新助っ人獲得リストの筆頭候補に韓国・NCダイノスのエリック・テイムズ外野手(29)を挙げていることが28日、明らかになった。今季、アジアプロ野球史上初となる「シーズン40本塁打、40盗塁以上」の偉業を達成し、MVPを獲得した走れる大砲は、来季終了後に国外球団へ移籍する可能性があり、球団はシーズン中から動向を注視していく方針だ。

 今季、トリプルスリーを達成したヤクルト・山田、ソフトバンク・柳田に負けず劣らずのスラッガーが、韓国にもいる。右投げ左打ちのテイムズは韓国移籍2年目だった今季、142試合に出場し打率・381、47本塁打、140打点と驚異的な好成績をマーク。首位打者、MVPに加えて、アジアプロ野球史上初となるシーズン40本塁打&40盗塁以上、シーズン2度のサイクル安打を記録するなど、歴史的シーズンを過ごした。

 「ゴメスより打つ可能性のある選手。足も速いし、守備も良い。来年でFAになるから、調査していくことになるだろう」

 球団関係者の1人は、来季も4番を務めることが濃厚なゴメスの名をあえて出して、テイムズの能力の高さを絶賛した。

 すでに今季も、日本の数球団が獲得へ向けて調査を続けてきたが、シーズン中にNCダイノスと来季の契約延長に合意。契約の切れる来オフはメジャー復帰も含め、日米数球団との大争奪戦となることが予想され、阪神も来シーズン中に韓国へ編成担当を派遣するなどマークを続け、動向を見守っていくことになりそうだ。

 打線を組む中で4番を任せられる長距離砲は必要不可欠だ。今季まで2年間、4番に座ったゴメスは今季、打率・271、17本塁打、72打点と、打撃3部門すべてで昨年から成績を落とした。

 新たに獲得したマイナーリーグ首位打者のヘイグも、日本の投手への対応も含めて、実力は未知数。仮に両外国人が不発に終われば、シーズン終了後に代役候補の獲得に動き出さなければいけない。そこで、筆頭候補に挙がってくるのが、テイムズであることは間違いない。

 ポジション的にも、外野を本職としており、右翼の福留を除き中堅、左翼と現状でレギュラーが白紙となっているチーム事情にも合致。高い守備力を誇り、本塁打だけでなく、俊足を飛ばして二塁打、三塁打を量産するスタイルは本拠地・甲子園との相性も抜群だ。

 11年にブルージェイズで12本塁打をマークしたものの、レギュラーには定着できずに韓国へ渡っており、メジャーへ未練があることも考えられる。テイムズの“決断”次第で、球団は獲得へ向けて本腰を入れていくことになる。

 ◆エリック・テイムズ 1986年11月10日生まれ、米カリフォルニア州出身の29歳。08年のドラフト7巡目(全体219番目)でブルージェイズ入り。11年メジャーデビュー。12年マリナーズなどを経て、14年からは韓国NCでプレー。15年はシーズン2度のサイクルヒット達成のほか、アジアのプロ野球では初の「40本塁打・40盗塁」到達、打率.381で首位打者とMVPに輝いた。1メートル83、95キロ。右投げ左打ち。

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