マエケン代理人、ドジャースと直接交渉!?LA入りから1週間ついに…

[ 2015年12月23日 06:00 ]

ドジャースとの交渉を終え?ドジャースタジアムから引き揚げる前田健の代理人・カッツ氏

 広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す前田健太投手(27)の代理人を務めるアダム・カッツ氏が21日(日本時間22日)、移籍先最有力となっているドジャースの本拠ドジャースタジアムに姿を現した。球団幹部と直接交渉を行った可能性が高い。前田健は14日にロサンゼルス入りした後は表立った動きがなかったが、年内決着に向け、ついに大本命との交渉が動きだした。

 午後2時、SUVを運転するアダム・カッツ氏がドジャースタジアムに入っていった。にこやかに手を振る余裕もあった。そして、約1時間後の午後3時すぎ、再び車で球場を後にした。

 移籍先の最有力となっているドジャース。カッツ氏は無言のまま取材に応じることはなかったが、膝を突き合わせて直接交渉を行った可能性は極めて高い。この時間帯には、編成部門トップのアンドルー・フリードマン編成本部長も球場敷地内にある球団事務所で職務にあたっていた。米国は24日からクリスマス休暇に入る。その前に、双方がアクションを起こしたとみるのが自然だ。

 前田健は14日に現地ロサンゼルス入り。しかし、その後は視察が予定されたドジャースタジアムやエンゼルスタジアムにも姿を現さず、表立った動きはなかった。一般的に、代理人と編成責任者の交渉は、電話でのやりとりが習わし。テーブルを挟んだ、いわゆる「Face to Face」の交渉は、最終局面が近いことを意味する。

 ド軍は、是が非でも先発右腕が欲しい。ドジャースは3年総額4500万ドル(約54億4500万円)で合意した岩隈と健康診断の結果、破談に。現在の布陣で先発ローテーションが予想される投手に、右腕は一人もいない。FA市場に残る選手の中で、上位の右腕リークは他球団と交渉間近との報道もある。フェルナンデス(マーリンズ)、オドリッジ(レイズ)らトレードで右腕獲得を目指す方針もあるが、放出元球団の地元紙はいずれも実現に否定的だ。

 前田健に関しては、FOXスポーツが「パドレスは獲得へ積極的ではない」と報道。エンゼルス、アスレチックスは撤退し、カージナルスも撤退方向で伝えられている。相思相愛の両者は、いつ握手をがっちり交わしてもおかしくない。

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