巨人・岡本“推しメン”計画 期待の2年目へグッズ準備着々

[ 2015年12月23日 05:30 ]

来季の目標を「一軍」と書いた岡本

 次代のスターの株は、うなぎ上りだ。巨人のルーキー・岡本和真内野手(19)が22日、東京・大手町の球団事務所で初の契約交渉に臨み、200万円増の年俸1400万円で更改。「上がったのでよかったと思います」と表情を緩めた。

 ビルの入構証を首からぶら下げたまま会見の席に着く初々しさ。緊張しきりで「こういうところ(会見場)でハンコを押すものだと思った」と照れ笑いした。しかし、打撃の方は着実に進化している。9月5日DeNA戦(横浜)でプロ初本塁打を放つなど17試合に出場し「後半に1軍に上げていただいて、凄くいい経験になりました」。台湾のウインターリーグでは打点王に輝いた。

 08年の坂本のような高卒2年目のブレークが待望されている。球団幹部は「活躍に応じていろんな形で売り出したい。プランを練っている」と明かした。食べ物では名前を1文字取った「岡弁」「岡丼」や、地元・奈良の鹿せんべいにかけた「岡べい」が浮上。観戦時にポイントが付く公式ファンクラブ「クラブ G―Po」で、打った時にボーナスが付与される「岡Po」も候補だ。チーム内では「大仏」と呼ばれることもあり、同幹部は「顔が和のイメージ」とし、定番のタオルではなく特製手拭いの発売も検討している。

 アップ分のささやかなご褒美として「いい釣り竿を買いたい」と19歳の素顔をのぞかせた岡本だが、足元はしっかり見つめている。「守備をレベルアップしないと試合には出られない。今年より一打席でも多く立てるように。まずは1軍でプレーすることが目標」。着実にステップを踏み、才能を開花させる。(大林 幹雄)

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2015年12月23日のニュース