37歳まだこれから…前阪神・加藤 来季BC福島コーチ兼任で復活を

[ 2015年12月21日 08:56 ]

現役にこだわり、復活を期す加藤

 まだ現役生活に終止符を打ったわけではない。加藤は3球団を渡り歩き、11年に阪神に入団。横浜から戦力外通告を受けた左腕が、移籍2年目の12年には41試合登板で防御率0・83、13年にはセットアッパーとして自己最多61試合に登板し、防御率1・97を記録した。

 トレードマークのゴーグルと闘志をむき出しにした投球スタイルから、その姿は熱狂的な虎党の心を捉えた。

 不屈の精神に多大な影響を与えたのは、11年に48歳で現役引退を表明した工藤公康氏(現ソフトバンク監督)だった。「横浜時代(09年)に一緒にやって、野球の厳しさや技術を学んだ。体のことなども教わった」。来季はルートインBCリーグの福島で選手兼任投手コーチを務めるが「工藤さんの年までできるかは分からないけど、自分が教わったことを選手に伝えていければ。また、自分もプレーヤーとしてレベルアップしていきたい」と話す。

 もう一度、NPBで投げたいという意欲は失っていない。今季は春先に股関節を痛めた影響で6試合登板に終わったが「もう体は全然問題ない」ときっぱり。37歳の左腕は不死鳥のごとく、再び復活ののろしを上げる覚悟だ。 (柳澤 元紀)

 ◆加藤 康介投手(かとう・こうすけ)37歳、15年目。清水商―日大―ロッテ―オリックス―横浜。00年ドラフト2位。

 ▼通算 320試合29勝43敗1セーブ、防御率4・42。

 最高年俸4100万円(14年)

 ▼思い出 阪神3年目の13年に、4年ぶり勝利を挙げるなど自己最多61試合に登板したこと。

 ▼再出発 BC・福島で選手兼任投手コーチ。

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