阪神・隼太 ジョコ流で筋肉増 脱小麦粉「試しています」

[ 2015年12月20日 09:50 ]

ちびっ子を抱き上げて壇上に上がる伊藤隼

 来季のレギュラー奪取を期す阪神・伊藤隼太外野手(26)が19日、テニスの世界ランキング1位のジョコビッチ流の「脱小麦粉」食事法で肉体改造に取り組んでいることを明かした。

 「ジョコビッチは、食事を変えたら(強敵の)フェデラーやナダルに勝てるようになったらしいです。自分にも合うかもしれないので試しています」

 ベストセラーになっている書籍「ジョコビッチの生まれ変わる食事」を今オフに読んで感銘を受けたことがきっかけだった。以降は人生で初めて小麦粉を一切採らない食生活を続けているという。「パンやパスタや揚げ物を食べないようにしてるけど、ストレスなくやれてますよ」と徹底した自己節制に胸を張った。

 「小麦粉に含まれているグルテン(というタンパク質)を断つことで、消化器機能が改善され血糖値が上がりにくくなって、体が脂肪を蓄えにくくなる。元々太りやすいので試している。体重を筋肉だけで増やしたい。シーズン中は夏場も変わらず、ずっと82~83キロだけど来年は動けるまま85キロをキープしたい」

 これまでシーズン中は15%弱だった体脂肪率を「10%前後で維持するようにしたいです」と意気込んだ。大阪野田で出演したトークショーでは好きな食べ物を問われ、「肉も魚も大好きなんですけど、甘いものが大好きです」と答えるほどの“スイーツ男子”。スイーツにも用いられることの多い小麦を我慢してストイックに肉体改造に励む毎日だ。「レギュラーを獲って、143試合全試合に出ます」。固い決意で小麦の誘惑に耐え抜く覚悟だ。(柳澤 元紀)

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