松田、年内決断へ 残留かメジャー挑戦か「長引かせたくはない」

[ 2015年12月20日 05:41 ]

笑顔で餅つきをする松田

 米球界挑戦を視野に海外フリーエージェント(FA)権を行使しているソフトバンク・松田宣浩内野手(32)は19日、福岡市内の西部ガスショールーム「ヒナタ福岡」でトークイベント出演後、取材に応じ、メジャー挑戦か、チーム残留かの決断を年内に下す考えを明らかにした。

 「僕も長引かせたくはない。(メジャーに)行くか、行かないかは年内に決めると思います。自分としても2016年に残すのは嫌なので…」

 最も熱心に動いているパドレスなど、米球団からの条件提示が出そろってきた。さらに「ホークスとも話はしました」とソフトバンクからもハワイ優勝旅行後、残留要請があったようだ。「詰まってきた。いまある材料でどうするか。最終判断まで来ている」と決断は間近だと語った。

 この日、午後には市内の福岡大学で少年少女と野球教室を行い、これで年内の福岡でのイベントは終了。今後は「雲隠れします」と、家族や代理人と相談するつもりだ。「いざ、(決断の)日が迫ったり、アメリカの話を聞く中で現実かどうか。いろんな意見を言ってくれる方もいるから揺れ動く。(条件も)何かを削らないといけない。だからこそ決めにくい」とまだ、悩める胸中を吐露した。トークショーで一緒だった千賀からは「松田さんが残ってくれたら3連覇はいけますね」とちゃかされたが、背番号5はただ、笑うだけだった。心の内は固まっているのか。いずれにせよ決断の時はもうすぐそこだ。(福浦 健太郎)

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2015年12月20日のニュース