西武・牧田 “マダックス流”トレ 球速より切れ、指の力つける

[ 2015年12月20日 05:30 ]

野球教室後、ジャンケンでプレゼント当選者を決める西武・牧田

 メジャー通算355勝腕に学ぶ。西武・牧田が、ブレーブスなどで活躍し抜群の制球力で「精密機械」と呼ばれたグレグ・マダックス氏の著書を参考にし、新トレーニングを取り入れることを明かした。

 この日、高橋光らと埼玉県飯能市で少年野球教室に参加。「マダックスの本を読んだが、指の力がないと球の切れは出ない。鉄アレイで指の筋力を鍛えようと思う」と打ち明けた。

 「使っている人は少ないと思う」という鉄アレイの端を5本の指先で持ち、手首を上下させるトレーニング。「直球の強さがないとファウル、空振りが取れない」と説明し、疲れの出る試合終盤に生きる指の力をつける。メジャーで20年連続2桁勝利を挙げたマダックス氏だが、球速は遅く、晩年は140キロを下回った。下手投げの牧田は直球が130キロ前後。球速より切れを重視する投球術は通じるところがある。

 来季4年ぶりの2桁勝利を目指し、今オフは3年ぶりにロッテ・涌井らと自主トレを行う予定。リーグトップタイの15勝を挙げた元同僚に「粘り強さを学んだ。初心に戻って、1年目の直球が投げることができれば」と力を込めた。 (神田 佑)

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2015年12月20日のニュース