阿部、支援弾増やす 米122発ジョーンズ加入も「期待していない」

[ 2015年12月19日 06:47 ]

阿部(右から二人目)は中井(右)と一緒に小児施設を訪問

 巨人の阿部慎之助内野手(36)が18日、中井大介内野手(26)とともに、東京都世田谷区にある闘病中の子供とその家族の支援施設「ドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」を訪問し、球団として集めた寄付金を贈った。巨人選手が東京ドームで放った本塁打1本につき1万円を寄付し、ファンからも募金を集める活動。今季の阿部は本拠地でプロ最少の6発に終わり、来季へ雪辱のアーチ量産を誓った。

 子供との交流を終えた阿部は、支援への思いが自然と強まった。同時に今季の本塁打数が少なかったことへの悔しさがこみ上げ、「申し訳ない!」と声を張り上げた。

 「少しでも多くの寄付金が集まれば、もっと施設は良くなる。来年は頑張っていっぱい打てればいいな、と思います」

 同施設は、自宅から遠方の病院に入院している子供とその家族が滞在して利用する。今回届けた295万8413円の寄付金の多くは、東京ドーム内に設置した募金箱にファンが寄せた善意や、チャリティーオークションで集まったもの。ただ、東京ドームの本塁打1本につき1万円を積み立てていく基金では、金額を伸ばせなかった。

 今季、巨人の東京ドームでの本塁打数は、統一球が現在の仕様となった13年以降で最少の51本。前年から21本減り、阿部もプロ15年間で最少の6本にとどまった。「こういう素晴らしい施設があるからこそ看病ができる。自分たちが率先して支援していかないと」と巻き返しを誓った。

 球団は今オフ、4番候補として前ヤンキースでメジャー通算122本塁打を誇るジョーンズを獲得。ただ、今季を振り返れば、外国人選手はさっぱりだった。メジャー通算48本塁打のフランシスコ、7月に加入したカステヤーノス…。打線の起爆剤として期待された助っ人がともに結果を残せず、退団が決定的だ。助っ人野手の東京ドームでの本塁打はアンダーソンの4本だけだった。

 「(外国人は)中途半端な打者が多い。あんまり期待していない」と自身に重圧をかけるようにつぶやき、主砲のプライドを込めて「来年はまた打ちます」と言いきった。アーチ量産で本拠のファンを沸かせ、病気と闘う子供たちも喜ばせるつもりだ。(青木 貴紀)

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