米WMでプレゼンした楽天トレーナー、登板間隔関係なく故障防ぎたい

[ 2015年12月19日 09:45 ]

楽天・辛島(右)と談笑する星トレーナー

 アメリカ・テネシー州ナッシュビルで7日から10日まで(日本時間8~11日)開催されたウインターミーティング(WM)。楽天で投手陣のコンディショニングを担当する星洋介トレーナー(36)もWMに参加した。

 WMはメジャー30球団をはじめ、マイナー160チームの代表や監督などが一堂に会する年に1度のイベント。FA交渉やトレードなどストーブリーグに注目が集まるが、それだけではない。さまざまな野球関連グッズの見本市や野球界に就職を希望する人たちのジョブフェアなども行われており、その中でトレーナーたちの勉強会も開かれている。そこに13年から日本の12球団を代表してトレーナー1人がWMでプレゼンテーションを行っているのだ。

 星トレーナーが100人を超すアメリカのトレーニングコーチらの前で語ったテーマは「日本の中5、中6日とメジャーの中4日の回り方について」だった。昨夏、レンジャーズのダルビッシュが球宴の前日会見で「中4日は絶対に短い」と警鐘を鳴らした問題である。

 日本ではシーズン中、先発投手は基本的に中5、6日でローテーションを守る。だが、メジャーは中4日が一般的。星トレーナーは「メジャーのエース級の投手は体がでかくて強いだけでなく、投球フォームも良い。だから体への負担が少なく、中4日でも回ることができると思う」と話す。

 しかし、日本人はメジャーの選手ほど体が大きくない。「だから1、2日登板を延ばして、良いフォームを獲得するための練習をして試合に臨む」と登板間隔がメジャーより長い理由の一部を語った。

 「僕個人が感じているのは良いフォームを獲得するため、投げ込みはある程度、必要だと思う」と星トレーナー。続けて「アメリカではトミー・ジョン手術(右肘じん帯再建手術)を受ける投手が増えているが、効率の良いフォームを獲得できたら防げるのではと訴えた」と力説した。

 発表の中では「投球フォームのメカニック(組み立て)についても話した」と膝、肩、肘、指の理想的な使い方を解説し、その後のレセプション・パーティーでダイヤモンドバックスのトレーニングコーチから「投球フォームについて“俺もそう思っていたんだよ”と言われ、思いを共有できてうれしかった」と笑みを浮かべた。

 いろいろな調整方法があり、いろいろな意見がある。一方で、選手の故障を防ぎたいというトレーナーたちの思いは日米共通である。(徳原 麗奈)

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