黒田来季も変わらぬ思い「いつ壊れてもいい」

[ 2015年12月18日 05:45 ]

年棒6億円+出来高で契約し会見する黒田

黒田現役最高年俸の6億円で契約更改

 【黒田一問一答】

 ―球団からはどんな話があったのか。

 「成績だけでなく、いろんな部分で1年間、チームにとってすごくプラスになったと言ってもらえた」

 ―その声を聞いてどんな気分になったか。

 「あまり自分では何ができたか、そこまで分からない。球団に言ってもらえたということは1年間、苦労しながらやって良かったかなと」

 ―球団への要望などは?

 「要望というか来シーズンに向けてチームの補強というか、チームがどういう方向に向かっていくのかというのはいろいろ話をさせてもらった」

 ―開幕戦のマウンドへの思いは?

 「全く考えてないし、来シーズン入ってからじゃないですかね」

 ―家族に相談した?

 「毎シーズン毎シーズン、自分の気持ちの中でどれだけ野球に対して気持ちを高ぶらせて打ち込んでいけるかというのを考えていた。結局は自分の気持ちだけで決めた」

 ―前田健と2人が抜けてしまうと来年厳しいと言う声も上がっていた。

 「そこまで考える余裕もなかった。まずは自分自身のモチベーションを探した。何とか来シーズン、もう一度投げてほしいというのも耳にしていた。そちらの方が大きかったかなと思う」

 ―どんな1年だった?

 「無我夢中で1年間、やってきたし、常に次の登板がないと思って、その登板を大事に投げてきたつもり。しんどかったけどアッという間に終わったという感じ」

 ―一番印象に残った場面、シーンは。

 「やはり本拠地の開幕戦。自分の中での開幕戦に投げさせてもらった時の球場の雰囲気、ファンの人たちの声援は一番印象に残ってますね」

 ―疲れや痛みを押し殺して投げ続けた。

 「ファンの人の後押しというか、そう簡単にはマウンドを降りられないという気持ちもあったし、そう簡単に戦列から離れられないというのもあった」

 ―決断にあたり体の部分はどうだったのか。

 「自分の中では一番重要だった。シーズン2度離脱して…肩と足首でね。ちょっと苦労したので、契約する以上は、まずは(不安を)なくして契約したいなと思っていたので米国でも体をメンテナンスしながらいろいろ考えていた」

 ―不安はなくなった?

 「こればっかりは投げてみないと分からない部分。なかなか約束できないのは申し訳ない。いつも言っているように、いつ壊れてもいいので、その気持ちだけは来シーズンも変わらない」

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2015年12月18日のニュース