球児 もう170球…「投げてない」?ブルペン入りもマウンド使わず

[ 2015年12月15日 09:00 ]

キャッチボールでチェンジアップを投げる藤川

 来季へ向け着々と準備を整えている。阪神の藤川球児投手(35)が14日、自主トレのため鳴尾浜球場に姿を見せ、約5時間汗を流した。ブルペン内で捕手を座らせ「ピッチング」さながらの練習を敢行。マウンドのプレート、傾斜は使わず、本人も「ブルペンで『投げて』はいないですよ」とはぐらかしたが、約12メートルから最大15メートルの距離で約170球を投じた。

 「今は力を蓄える時期。(来季へ向け)準備しているだけですから。一つずつ。予定通りね。休む時間もちゃんと取っていますから。(メニューは)必要と思っているからやっています」

 午前中のメニューを終えると一度、合宿所の中へ入った。午後1時前に再び姿を現すと、鈴衛佑規ブルペン捕手を伴ってブルペン入り。まずは約10メートルの距離で1セット10球のペッパーを5セット消化し、その後、約12メートルまで広げると、捕手が座った。乾いたミットの音がブルペン内に響き渡る。全球ストレートで約50球を投げ、肩を温めた。

 肩慣らしを終えると、藤川は、さらにマウンド傾斜の手前まで下がった。ホームベースまでの距離はおよそ15メートル。より実戦的なスローイングを開始した。ノーワインドアップとセットポジションを交え、捕手に構えるコースも指示。球種も最初は直球のみだったが、途中からカーブ、フォークなどの変化球も織り交ぜた。投球開始から終了までおよそ35分間。球数は計170球に及んだ。本人が話したようにプレート、傾斜を使っていないため、厳密にはピッチングと言い難い。それでもブルペンを後にする際の明るい表情が、調整の順調ぶりをうかがわせた。

 「(調整ペースが)早いか遅いかは、シーズンが終わってからの結果で分かるでしょう。今は自分の思うように、やっていくしかない」。豊富な経験と卓越した理論に裏付けられた自己流メニューをこなしながら、球児が復帰シーズンに備える。

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